皆様、こんにちは。Gクリニックの院長の三島です。
今回は、プラセンタ注射についてご紹介させていただきます。
プラセンタとは「胎盤」を意味します。妊娠中から出産まで赤ちゃんを守り育てる大切な臓器です。プラセンタには多くのアミノ酸やビタミン類、ミネラル類などが豊富に含まれています。
クレオパトラやマリーアントワネットも若返り目的でプラセンタを愛用していたとの逸話もあります。
ヒトや動物の胎盤から成分を抽出したプラセンタエキスを、美容や健康目的で注射によって体内に取り入れるのがプラセンタ治療です。
プラセンタ注射は美容面や健康面の両方に効果があります。
プラセンタ注射の代表的な効果が美肌効果です。プラセンタは肌の代謝を促進させます。肌ターンオーバーが整うことで、シミやしわ、くすみ、ニキビなどの改善効果があります。
呼吸によって取り込まれた酸素の一部は活性酸素に変わります。活性酸素は免疫として働く一方で、増えすぎると老化やがんなどの病気の原因になると言われています。
プラセンタには抗酸化作用があり、活性酸素が増えすぎるのを抑えてくれるため、アンチエイジンク効果が期待できます。
プラセンタ注射をすると、新陳代謝が良くなり、疲労回復、免疫力向上効果があります。結構促進効果もあるため、肩こりの改善効果もあります。
プラセンタ注射(メルスモン)は更年期障害の治療薬として使われています。プラセンタにはホルモンバランスや自律神経を整える作用があり、更年期特有のほてり、のぼせや多汗、手足の冷え、イライラなどの症状に効果的です。
また、Gクリニックでは保険治療によるプラセンタ注射が可能です。更年期障害と診断が必要であるため、初回時には血液検査をさせていただきます。
プラセンタには肝機能を高める効果があり、肝機能障害の治療に使われることもあります。飲み会の前や二日酔いのときにプラセンタ注射をおすすめします。
プラセンタ製剤はB型肝炎、C型肝炎、エイズなどのウイルス検査を受けた安全なヒト胎盤が原料です。製造過程では殺菌処理やウイルス不活性化処理を実施しています。プラセンタ製剤の発売以来これまで重大な副作用はありません。
プラセンタ注射を1度受けると効果が永久に続くわけはありません。1度でも効果はありますが、その効果を実感できるようになるには複数回受けていただくことがおすすめです。1~2週間に1回ペースをおすすめしています。
また、プラセンタ注射を受けている方の中には10年以上続けている方もいます。継続的に注射をしても問題ありませんし、効果を得たいときや何らかの自覚症状がでたときに注射を再開するでも問題はありません。
プラセンタはメルスモンとラエンネックの2種類製剤があります。メルスモンは更年期障害の治療として、ラエンネックは肝機能障害の治療として厚生労働省に認められています。
Gクリニックでも保険診療が可能ですので、特に更年期症状でお困りの45~59歳の女性は一度、診察にお越しください。