院長ブログ
第15回
肌の再生医療について

皆様、こんにちは。Gクリニックの院長の三島です。
今回は、肌の再生医療についてご紹介させていただきます。

肌の再生医療とは?

肌の生成医療とは、手術や脂肪、異物などの注入を一切行わず、ご自身の肌細胞を培養し、移植する治療です。

老化や紫外線などのダメージによって真皮繊維芽細胞(肌細胞)を移植して増やすことで、老化症状が現れる前(繊維芽細胞が少なくなる前)の肌本来の状態に戻す治療です。

ご自身の細胞を移植するので安全性が高く、若い頃の肌のハリと弾力、潤いを取り戻すだけでなく、老化の進行を抑えるという効果もあります。

具体的な内容と副作用についてFAQ

肌の再生医療に期待できること

赤ちゃんの肌は線維芽細胞(肌細胞)が活発に働いており、美肌成分(コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸)が生成されているので、潤いがあり、ハリ、ツヤ、弾力のある肌をしています。

肌を構成する3大要素のコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸は肌のハリ、弾力、保湿を保つ役割を担っています。これらの要素は肌細胞によって生成されています。しかし、20歳を過ぎると、肌細胞は急激に減少し始め、50歳を過ぎると20歳の頃の約半分にまで減少します。そのため、肌はどんどん老化していきます。

図解:線維芽細胞の減少のグラフ。

図解:年齢によるコラーゲンとエラスチン生産量の変化

画像引用:natucli.com

さらに、紫外線によるダメージや活性酸素、糖化、化粧品の負担など様々な環境条件によって肌荒れ、シワ、シミ、たるみなどの肌トラブルも起こるようになります。

加齢により肌細胞が減り、表皮と皮下組織を支える力が弱くなるためにシワやたるみが起こりやすくなります。

図解:シワ、たるみの断面図

肌の再生医療は、美肌成分(コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸)を生成する幹細胞(線維芽細胞)を移植して増やします。

加齢によってシワ、たるみなどの老化症状が起きていても、肌細胞が再び活発に働くようになるので、肌のハリや弾力を取り戻し、若い頃のような肌に導きます。

そして、加齢による肌トラブルを改善するだけでなく、肌の老化の進行も抑える効果が期待できます。

肌の再生医療の効果

肌の再生医療には主に3つの効果があります。

①老化現象の改善

年齢とともにシワ、シミ、たるみが目立ち、肌のハリ、ツヤ、潤いや弾力が失われますが、このような加齢による現象を改善することができます。

肌の再生医療によって肌細胞の数を増やして、肌の働きそのものを蘇らせていくので、加齢による肌トラブルが改善されて肌が潤い、ハリや弾力が戻るのを実感できます。肌の急激な改善や変化はありません。しかし、移植した肌細胞の働きにより徐々に肌質改善の効果を実感でき、時間をかけてシワ、たるみなどの老化現象が改善していきます。

②肌老化の進行を遅らせる

移植された肌細胞は、美肌成分(コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸)を生成し始めます。肌細胞の数が増えることで、加齢による肌トラブルを抑えて、肌の老化現象の進行を遅らせることができます。

肌の再生医療は、あくまでも肌細胞を移植して細胞の数を増やすだけです。肌本来が持つ力で老化症状を改善していくため、ほかの美容治療法よりも効果が現れるのは比較的ゆっくりです。肌の再生医療の施術後は、移植した肌細胞が定着して美肌成分を生成し始めるまでに数ヶ月かかります。

③美肌を維持させる

移植された肌細胞は、働きを活性化させるので、美肌成分(コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸)が正常に生成されるようになります。移植された肌細胞は活き続けますので、肌細胞が活動し続けている間は、若い頃のような潤いがあり、ハリ、ツヤ、弾力を保ちながら美肌状態を維持させることができます。

肌の再生医療のメリット

副作用のリスクが低い

ご自身の肌細胞を移植するため拒絶反応などがなく、副作用のリスクがとても低い治療法です。

当院は、「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」に則り、厚生省へ再生医療等提供計画書を提出し、第三者委員会により審査を受けております。

細胞の保管ができる

肌の再生医療で採取、培養した肌細胞は冷凍保管をして保存することができます。将来、ご自身が治療したいタイミングで、保管した細胞を使って治療することができます。ご自身の若い時に採取した細胞を何年経っても使うことができます。

細胞保管(セルバンク)FAQ

治療の年齢制限がない

肌の再生医療は何歳になっても効果は期待できます。シワやたるみなどの肌老化現象の原因は線維芽細胞(肌細胞)の減少です。何歳であってもご自身の肌細胞を移植して増やすことで、老化によるシワやたつみなどの症状を改善することができます。

当院でも70代後半の女性が肌の再生医療を受け、肌の若返りを実感されています。

肌の再生医療のデメリット

ダウンタイムがある

肌細胞を移植する際は、注射針を使用して移植していきます。表面麻酔を使用するため、移植中の痛みはほとんどありませんが、注射針を刺した時の赤みや内出血が起こる場合があります。

赤みや内出血は数日で自然に治りますが、ファンデーションやコンシーラーで隠せる程度です。

効果がないと感じてしまう

肌の再生医療は、細胞移植をしてすぐに効果が実感できる治療ではありません。

移植した肌細胞の働きにより、肌を構成する3大要素のコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸を増やし、徐々に肌の機能が改善していくため、ほかの美容治療法よりも効果が現れるのは比較的ゆっくりです。

時間をかけ、肌本来が持つ力でシワ、たるみなどの老化現象が改善していくため、効果を実感できるようになるまでに3ヶ月~半年ほどかかります。

そのため、すぐに効果が出ると思って治療を受けると、効果がないと感じてしまいます。

安価な治療ではない

肌の再生医療は、ほかの美容治療法と比べると安価な治療ではありません。

原因の1つは、肌細胞を作成する手間にあります。採取した患者様の細胞を、細胞加工施設(CPC)で専任の細胞培養技術師が培養し増やす作業をしています。CPCでは徹底した運営環境下において、24時間稼働の無菌室で細胞の汚染を防ぐ工夫がされています。この高度な設備で細胞培養を厳密な管理下で行うためには、それに見合ったコストがかかってしまいます。

もう1つは、医師の技量です。肌細胞の効果を発揮するには、肌真皮層に移植する必要があります。経験がないと効果が発揮できない間違った層に注入してしまうことになります。

肌の再生医療は安価な治療ではありませんが、移植された肌細胞は活き続けますので、肌細胞が活動し続けている間は、若い頃のような美肌状態を維持させることができます。それを考えると、決して割高ではないと言えるでしょう。

肌の再生医療の安全性は?

肌の再生医療は新しい治療法のため、安全性が気になる方も多いかと思います。

肌の再生医療ではご自身の肌細胞を培養して増やし、移植して肌に投与する治療法です。ヒアルロン酸などの異物を使用しないため副作用の心配がありません。

ご自身の肌細胞が持つ力で美肌を取り戻す治療法ですので、安全性が高く、安心して治療を受けていただくことができます。

具体的な内容と副作用についてFAQ

肌の再生医療で治療できる部位

肌の再生医療で治療できる部位

顔全体の治療はもちろんのこと、老化が気になる部分のみへの治療も可能です。

線維芽細胞治療可能部位FAQ

シワ、たるみの改善に肌の再生医療

加齢によるシワ、たるみなどのお悩みは肌の再生医療がおすすめです。

異物は一切使用せず、ご自身の肌細胞のみを使用して肌にハリ、ツヤ、弾力を与え、若々しい肌へと導きます。

写真:シワ、たるみの改善に肌の再生医療。移植後15ヶ月

ほかの美容法との違い

肌細胞そのものを増やす治療は肌の再生医療だけです。

治療法 持続期間(個人差あり) 修正や変形 副作用 効果出現期間
肌の再生医療 根本治療 × なし 1〜12ヶ月
ヒアルロン酸 3〜18ヶ月 少ない 即時
ボトックス 3〜6ヶ月 × 少ないが耐性ができる 1〜2週間
高周波やレーザー 3〜6ヶ月 × 少ない 1〜3ヶ月
PRP療法 2〜3年 × ややあり 2〜3ヶ月

肌細胞を増やす治療 肌の再生医療

PRP療法 高周波やレーザなど

異物を入れる治療 ボトックス

肌細胞に元気を与える・・PRP療法
肌細胞を傷つけ働かせる・・高周波やレーザー

ほかの美容法との違いFAQ

よくある質問

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