肌の再生医療のよくある質問
肌の再生医療の具体的な内容と副作用について
- 肌の再生医療とは何ですか?
- お肌は「表皮」と「真皮」の2層構造になっています。肌細胞はお肌を支える「真皮」に存在し、コラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンといったお肌のハリ・弾力・保湿に欠かせない3大要素を生み出す工場の役割をしています。
年齢とともに肌細胞の数が減少するため、工場から生み出される3大要素の数も減少します。すると、若い頃はハリがありみずみずしかったお肌がシワやたるみが目立つようになり肌機能の低下を実感します。
肌の再生医療は、数が減ってしまった肌細胞を補充し、若い頃のお肌の状態・肌本来の状態に戻すことを目的とした治療です。
- 肌の再生医療の副作用はありますか?
- ご自身の細胞を使用するため、安全性が高い治療です。
細胞を移植する際、注射による内出血や小さな針跡が見られることがありますが、数日~数週間で治ります。
- ダウンタイムはありますか?
- 細胞移植をする際、注射による内出血、腫れ、小さな針跡が見られることがあります。内出血は1週間程度で治りますが、移植翌日からお化粧をしていただけますので、内出血はお化粧で隠せる程度のものです。また、腫れや針跡は数日ほどで治る方がほとんどです。
- 痛みはありますか?
- 皮膚採取、細胞移植ともに痛みはほとんどありません。
皮膚採取の際、部分麻酔の注射をするためその注射が少し痛みます。
細胞移植の際は麻酔クリームとテープを併用しますので、痛みはほとんどありません。痛みが心配な方は、事前に医師にご相談ください。
- ほかの美容施術と併用できますか?
- 肌の再生医療とほかの美容施術の併用は可能です。
肌の再生医療でお肌の土台(真皮)を整えたあと、ほかの美容施術で表皮の改善をおこなうことで相乗効果を得る方も多いです。
ただし、施術によっては注入した肌細胞の定着に支障が出るおそれがあるため、施術期間についてはご相談ください。
細胞保管(セルバンク)について
- 細胞保管(セルバンク)とは何ですか?
- 細胞保管(セルバンク)は、「今」の若い肌細胞を半永久的に保管しておくサービスです。
- 年齢が若い細胞の方か効果は大きいの?
- 年齢は関係ないと言われています。そのため、何歳から始めても良い治療です。
- 細胞はいつまで保管できますか?
- 細胞の保管期間はご希望によって設定できます。保管期間に応じて料金も変わりますので、詳しくはお問い合わせください。
- 自分の子どもの細胞を使えますか?
- 安全な治療を行うため、ご自身以外の細胞を使うことはできません。たとえ、お子様やご兄弟であっても細胞は違う遺伝子でできていますので、不可能です。
治療可能な部位について
- どの部位に治療ができますか?
- 肌の再生医療は部位の制限なく治療が可能です。当院ではお顔全体の治療をする方が多いです。
- ほうれい線のシワは改善しますか?
- ほうれい線のシワ改善にも大きく期1待ができます。
年齢を重ねるとともに、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などの肌を支える土台部分がもろくなり、肌の溝(ほうれい線)として現れます。肌の再生医1療は、もろくなった肌の土台のハリを取り戻します。
- 目の下のたるみにも効果はありますか?
- 肌の再生医療はたるみにも効果が期待できます。
若い頃は弾力とハリのある肌をしており、たるみなく脂肪層を支えることができるのですが、年齢を重ね肌の弾力とハリがなくなると脂肪層を支えきれなくなり、たるみとして現れてしまいます。肌の再生医療は、少なくなった肌細胞を補充し、肌の弾力とハリを取り戻す治療です。
肌の再生医療とほかの美容法との違い
- 肌の再生医療と美容整形の違いは何ですか?
- 美容整形はメスを使った外科的手術やヒアルロン酸など異物を注入するものが挙げられます。施術前後での変化がはっきりと分かることが多く、容姿を整えることが目的です。
肌の再生医療は、年齢とともに減少した肌細胞を補充し、お肌の状態を若い頃の状態に戻すことが目的です。
- ヒアルロン酸やボトックス注入との違いは何ですか?
- ヒアルロン酸やボトックスは、動物や他人、毒素などから作られており、ご自身の身体にとっては異物です。異物は体内に入ると排除されてしまうため、数ヶ月ほどで分解、吸収されてしまいます。そのため効果を維持するためには定期的に繰り返し注入する必要があります。また、異物のため赤みやかゆみなどアレルギー反応が起きる可能性もあります。
肌の再生医療では、ご自身の細胞を注入します。そのためアレルギー反応などのリスクは低く安全性が高いです。
- 超音波や高周波の治療との違いは何ですか?
- 超音波の治療はハイフなど、高周波の治療はサーマクールなどが挙げられます。超音波や高周波の治療も肌の再生医療も、効果にはお肌の「真皮線維芽細胞」が関係しています。
真皮線維芽細胞(肌細胞)は、お肌のハリ、弾力、保湿を保つ要素を生み出す工場の役割をしています。
超音波や高周波の治療は肌細胞を活性化させることでたるみなどを改善目的とする治療です。一方で、肌の再生医療は肌細胞を増やす(お肌のハリを保つ要素を生み出す工場を増やす)ため肌細胞に無理をさせることなく肌本来の状態に戻すことを目的としています。
- レーザーや光治療との違いは何ですか?
- 前述(超音波や高周波治療との違い)のように、レーザーや光治療も肌細胞を活性化させることで肌質の改善を目的とした治療です。
- PRP療法との違いは何ですか?
- PRP療法は、自身の血小板(血液成分の一種)を注入することで、肌細胞に元気を与え、肌質を改善することを目的としています。
肌の再生医療は、肌細胞の数を増やして、今ある肌細胞に無理をさせることなく肌本来の状態に戻すことを目的としています。
院長ブログ
院長ブログでも肌の再生医療についてご紹介しています。
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