食物アレルギー検査

即時型アレルギーが原因食物を摂取後すぐに反応するのに対し、遅延型アレルギーは原因食物を摂取してから反応するまでに時間がかかるため原因に気付きにくいアレルギーです。
少量の血液を採取し、IgGという抗体を調べます。大好物が高反応になる場合も多くあるため、気付かずに食べ続けてしまいます。摂取後、数時間～数日で経ってから症状が現れるものがあるため年齢や体質のせいだと思い込んでいたものは、もしかしたら遅延型アレルギーが原因かもしれません。

テニスプレーヤーのジョコビッチ選手がグルテンフリーの食生活にしたところ、彼のパフォーマンスレベルが向上した話は有名ですが、実は、ジョコビッチ選手は小麦粉に含まれるグルテンが遅延型アレルギーで陽性でした。

遅延型アレルギー検査は原因食物を摂取したあと数時間～数日後に反応するアレルギーを調べます。

どんな症状があるの？

一般的なアレルギー症状の他にも、偏頭痛や慢性的なじんましん、消化不良、集中力の低下、イライラ、睡眠の質の低下など様々な慢性症状の原因になっている場合があります。

どのようなものが反応するの？

アレルギーに気づきにくいため、一般的に好反応になる食品は、好んで良く食べているものが多く含まれます。
検査結果をご覧になって驚かれるケースも多くありますが、健康に良いとされているショウガやゴマなどでも症例が報告されています。

このような方にオススメ

• アレルギー症状があるのに、即時型アレルギー検査を受けても原因がわからない方
• 頭痛や消化不良など、アレルギー症状とは言えない原因不明の慢性症状が続いている方
• 食や健康への関心が高い方
• アスリートなど、自分のパフォーマンスレベルをベストに保ちたい方　など・・・

よくある質問

遅延型アレルギーとはどういうことですか？

遅延型アレルギーは、アレルギー反応（症状）が出るのが遅いアレルギーのことです。原因となる食物を摂取した後、早くても数時間、遅くて数日後に症状が出現します。症状は「何となく調子が悪い」「何となく疲れている」などが多いです。体調や摂取した期間、摂取した量や頻度によってさまざまな症状が出ます。
反対に即時型アレルギーとは、原因となる食物を摂取したり、触れたりするとすぐに症状が出るアレルギーのことです。発疹、かゆみ、くしゃみ、呼吸困難など激しく症状が出ることもあります。

遅延型アレルギーは、よく言われている食物アレルギーとは違いますか？

よく言われている食物アレルギーは即時型アレルギーのことを指します。原因となる食物を摂取したり、触れたりするとすぐに症状が出るアレルギーのことです。Ig E抗体が関係しているアレルギーです。
遅延型アレルギーは、症状が出るのが遅く、原因となる食物を摂取した後、早くても数時間、遅くて数日後に症状が出現します。Ig G抗体が関係しているアレルギーです。

検査ではどのくらいの種類の食物について調べられますか？

「乳製品・卵」「肉類」「シーフード」「ナッツ・豆」「穀物」「フルーツ」「野菜・海藻」「ハーブ・スパイス」「その他」のカテゴリー、セミパネル検査で１２０種類、フルパネル検査で２１９種類の食物について調べることができます。

検査はどれくらいの時間がかかりますか？

採血は５分ほどで終了します。検査結果が出るまでに３〜４週間かかります。

遅延型アレルギーがあると分かった場合はどうすればいいですか？

結果は０（正常）〜６（非常に上昇）までの７段階に分類されます。
中程度の反応が出た場合、反応が出た食物を１回摂取したらその後３日ほどは食べないようにすることをおすすめしています。
また、高反応が出た場合は３〜６ヶ月は反応がでた食物の摂取をやめていただいています。
摂取する頻度が増すと、反応が強くなることがあります。

当院の特徴

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料金

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